小春日和



「イカみたいな感じだなぁ…。」
グレイはロビンの顔を見つめながら突然意味不明な言葉を発した。
「………は?」
突然イカといわれてロビンは表情を曇らせた。
「こう、淡泊な感じが……。」
グレイは一人でぶつぶつと呟いている。
「ちょっと!イカって…何が?」
ロビンは人の顔を見ながらイカと言われ、少なからずムッとする。
「あ〜、お前見てるとさ、イカっぽいの…。」
グレイは悪気はない様子で呟く。
「何それ、どういう事。イカって…ちょっと酷いよ。」
「そう言うなよ。あんまり悪いたとえじゃ無いんだから。」
グレイはロビンのおでこを軽くつついてにやりと笑う。
「どういう事?」
ロビンは相変わらずご機嫌斜めな様子でグレイを睨む。
「イカってさ〜。皮むくとすっげー白いのな。」
「………。」
ロビンは何も言わずにグレイの言葉に耳を傾ける。
「でさ、それが淡泊な感じで、綺麗な訳よ。」
「で…?」
「だから、お前がイカみたいだって言ってんだよ。」
「はぁ?」
ロビンは意味が解らないといったような返事を返す。
「わからんかなぁ…。俺的にはかなりツボを付いてるんだけどね〜。」
グレイは一人満足げに遠くを見つめる。
「………イカねぇ。」
ロビンは一人、イカを頭に浮かべる。
「そ、イカ……。」
グレイはそう言いながら目を閉じた。
睡魔が襲ってきたようだ。
「……グレイ?」
ロビンがグレイに声を掛ける。
「………。」
しかし、返事はない。すっかりお休みモードなグレイにため息をつく。
今日は天気も良い。
冬の最中の小春日和。
既にすーすーと寝息を立て始めたグレイの寝顔をのぞき込む。
「幸せそうな顔……。」
そんなグレイの寝顔を見ていると、ロビンにも睡魔が襲ってくる。
「ふぁぁあ………。」
と、一つ大きなあくび。
「おやすみ……。」
グレイに寄り添うように、ロビンもまた目を閉じた。



何気ない日常。
戦いの合間の戯れ事。




   おわる





 どうもぉ。既に気分は小春日和なワタクシめでっす。とは言っても外は吹雪いております。(ブルブルじゃ〜)そして、やおいにあらず山無し落ち無し意味無しと言うことで(汗)ショウモナイ(涙)
 この話、先日夕飯のイカリングを作るべくイカの皮をヒンムシっていた際に浮かびました。イカって皮毟るとすっごい綺麗なお肌してるのよね。ロビンの肌がそんなに白いって事は絶対無いけど、(あの白さはバ●殿くらいしかいないもん。ありえね〜。)イメージとしてそんな感じみたいな、ね。服を脱がせば、すべすべのお肌が〜!!男の子といえどもお肌の綺麗な子はいっぱいいるもんね。ワタシの理想の男性像です。(決してバ●殿が理想の男性と言っている訳では御座いません。悪しからず…。)