星なき聖夜
「今日は聖夜なのにね……。」
ロビンは淋しそうに夜空を見上げた。
厚い雲が空全体を包み込み、月も、星も、その存在を隠していた。
「何処に進めばいいのか……まるで目隠しされているみたいだね……。」
淋しそうに笑う笑顔が、とても儚く見える。
「この夜は、終わるよね。」
再び夜空を見上げて呟く。
「陽がのぼらない朝なんてないよね……。」
そんな事など誰よりも知っているはずなのに、それすらも不安に思えるほどの暗い夜空。
「大丈夫。朝は、きっと来るから。」
グレイは両手を伸ばし、その身体を抱きしめた。
「本当に?」
わかっているはずなのに。それでもロビンは答えを求める。
「本当だ。」
グレイは真っ直ぐロビンの瞳を見つめて言った。本当は、自分こそが不安に脅えているというのに。
「もう、迷いなどない」と、そんな言葉すら放てないのに。
だけど、ここに誓う。
「俺が、お前の光になるから。」
真っ直ぐ見つめられたロビンの瞳に笑顔が浮かぶ。
「お前の、笑顔の理由になるから…。」
グレイはロビンを抱きしめる腕に力を込めた。
瞳を閉じて、呼吸を止めて。
耳を澄ませば聴こえてくる。
世界中の人が歌うメロディーが。
君が好きさ、今宵強く抱きしめよう。
星なき聖夜は、キャロル口ずさみ、肩を寄せ朝を待とう。
オワリ
パクリもここまで来ると甚だしいね。知ってる人は絶対気付く。歌詞そのまんまだもん。これに関しては、歌詞が良すぎて、それにグレイとロビンを当てはめたかったんだよぉ!!他には言葉なんて何もいらなかったんだぁ〜〜〜!!!
そんな訳だけど、皆さんも是非!SOSのロマンチックな曲を聴きながら、ステキな聖夜をお過ごし下さいね♪SOSサイコーですよぉ!!!
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