乙女のドッキドキバレンタイン♪


まだまだ寒さ残る2月のはじめ。
洞窟に向かうにあたり、メンバーに入らなかった6人が、ぶつぶつと文句を言いながらテーブルを囲む。
テーブルの上は甘い香り漂うチョコレート。
そう言えば、今日は男の子も女の子も一日中ドッキドキなバレンタインデー。
心ときめく一日の始まり始まり。


「なんかもう、下心見え見えって感じよねぇ。」
口を尖らせて愚痴をこぼすのは、チョコレートを気合いを込めて砕くクレア。
「何で私らがチョコを贈らなきゃいけないのかなぁ。」
クレアの砕くチョコレートをボールに受け取りながら、デューテが相づちを打つ。
「今日は2月の14日。愛する人へチョコレートを贈る、昔からの愛の日ですわ。」
うっとりと自分の世界にチョコレートの如くとけ込んでしまっているのはティータ。
神に仕える身でありながら、ジークに熱烈アタックを打ち出す、実は超積極的なもうすぐ旬をすぎる乙女。ある意味一番切羽詰まってきたお年頃だったりする。
「そうね、今日は…女性にとって告白する勇気のもてる、大事な日よね。」
感慨深く、ティータの言葉に頷いているのはマチルダ。ふんふんと鼻歌まで口ずさみながらボールに生クリームを泡立てている。力の加減が難しいのか、クリームは無惨にも大半飛び散っているようだが、彼女にとってはお構いなし、のようだ…。
「贈る相手のいる方は良いですけど…。」
ぼそりとつっこみを入れるシルク。全く愛など込めぬ様子でクレア同様チョコレートをガンガンとたたき割っている。
「…………………。」
そんな中、アルム軍女性陣に囲まれて、形見狭く隅っこで黙々とチョコ作りをしている男、約一名がおずおずと口を挟む。
「あ…あのですね…。チョコは…もう少し細かく……。」
「なによぉ。何か文句あるの!?だったら貴方が作ってよ!!!」
間髪入れずに、クレアの怒れる言葉の暴力が高波のように襲いかかる。
「ご…ごめんなさい。」
有無を言わせぬその勢いに、とりあえず謝っておく悲しき男の性…。
「大体…。私達だけじゃろくなチョコができないと思ってるんだか…。ロビンを置いてくなんて…。絶対私達のこと馬鹿にしてるよね〜。」
デューテがボールの中のチョコを更にごいごいと潰しながら、只でさえ形見を狭くして震え上がっているロビンに向かって眼を飛ばす。
「あら。ロビンがいれば私達が失敗しても何とかなるから良いんじゃない?」
フォローしているんだかいないんだか、第一に自分たちの得について語るシルク。ある意味しっかりと当を得ている。
「私は愛する人のためのチョコは、ちゃんと自分で作りますわ。」
夢見る乙女になりきっているのか、ティータは毎度毎度台詞の度に表情とポーズ、そして前面からの白い光を浴びながらうっとりとしている。
「私もクレーベにあげる分は自分で作るつもりよ。」
年長グループはあげる相手がいることをさりげなく自慢しつつ、それぞれ美化されつつある薔薇をしょったキラキラ王子を頭の中に浮かべている。
「え〜。じゃぁ私はアルムに作ってあげよっと♪」
そんな二人に触発されたのか、クレアも対抗意識を燃やしつつ、一緒になって頭の上に美化されたアルムを掲げた。3人の頭の上にキラキラ光る男共の笑顔が交差する。
「なによ!クレーベが一番よ!!」
「ジーク様が一番素敵ですわ!」
「あんな奴らの何処が良いのぉ!アルムが一番よ!!!」
いつの間にか激しい闘争心が芽生える3人。美化された男共は既に原型を留めぬほどにギラギラと光り輝き、マツ●ンサンバの如く腰をくねらせ踊りまくっている!!!
「きも〜い。」
「………!」
「クレーベ!!」
「ジーク様!!!」
「アルム!!!!!!」
ぼそりと呟いたデューテの言葉は、白熱した戦いをする3人の耳には届かなかったようで、一人冷や冷やしたロビンはホッと胸をなで下ろした。
白熱する3人を遠目に、デューテとシルクはすっかりやる気をそがれた様子でチョコを眺める。
「でもさぁ、そんなこと言ったら私、あげる相手なんていないよぉ。」
ぷうと頬を膨らませて、デューテがもうやんなっちゃったぁとボールを投げ出す。
「それなら、私もあげる相手なんていないわねぇ。義理を手作りなんてかったるいですし。」
落ち着いた表情で、耳を疑う言葉を発するシルク。
「こんな時のロビン、ですね。貰えない方の分は貴方が作っておいて下さいね。」
平然とした笑顔で、シルクは平気でそんなことを言ってのける。
「え!!?」
突然ふられたロビンは絶句した。
「あ、そうだね。ロビン、後ヨロシクね〜!」
とびきりの笑顔をロビンに向けるデューテ。返事の有無を聞かぬうちに、さっさと昼寝をするべく木陰に直行する。
「ちょ…ちょっと!!バレンタインのチョコは女の子から貰えるからこそ嬉しいんじゃないんですか?俺が作っても誰も喜びませんって…。」
その言葉にその場の全員の眉がぴくりと動く。
「そぉでもないんじゃないのぉ〜。」
美化バトルの最中にもかかわらず、くるりと振り向きどこか嫌みのこもった様子で冷えた視線を送るクレア。
「結構ロビンさん、人気有るみたいですし。」
素知らぬ様子で有りながら、ティータも口を挟む。
「普通に考えてみなさいよ。男11人にたいして女5人、どうしたって余るでしょ?余った人はどうなると思う?男子校が如く、手近な所でお相手を探すものよ。」
まぁ、それが貴方かどうかは解らないけれどね。最後はぽつりと独り言のように呟くシルク。表情一つ崩さずにとても冷静には聞けないようなことを平気で口にする。
「あの…えっと………。」
何も言い返せずに、女性陣の勢いに押されっぱなしの可哀相なロビン。女の子が強いのは、何処の世界も万国共通なのだろうか。
「しかもね、こういう世界は何故か普通より比率が高いみたいね。」
「え〜何が!なにが〜!!」
ぽつりと漏らしたマチルダの言葉に、木陰で昼寝としけ込んでいたデューテまでもが起き上がってくる。
「だからぁ。ぶっちゃけ同性愛者がってコト。女の子が女として見られるよりも確立高いわよ。」
突然マチルダは何か怪しげな本を取りだし、まるでデータ収集をするが如く、瞳をキラリと光らせた。
「まぁ、人の数だけ愛のカタチもあるのだから、私はたいして否定はしないけどね。」
マチルダの言葉に相づちを打ちながら、シルクはさらりと言う。
「へぇ〜。そうなんだぁ。ロビン、頑張ってねぇ。」
「な…何を!?」
デューテの言葉に疑問を漏らすロビンだったが、当のデューテはお構いなしに再び横になると、すーすーと寝息を立て始める。
「そんなことどうでも良いわよぉ。早くアルムにチョコ作らなきゃ。帰って来ちゃうわよ!」
そう言いながら、クレアは砕いたチョコをボールごと火にかける。
「あ〜〜!ダメですよ!!チョコは湯煎にしなきゃ!」
慌ててロビンはボールをコンロから取り上げる。
そして暖めてあったお湯にボールをかさねるとゆっくりとチョコを混ぜる。だんだんとチョコレートが原型を崩してとろとろになっていく。
「え〜。溶かすんでしょ?何?湯煎って。火にかければ手っ取り早いのにねぇ。」
ぶつぶつと文句を漏らしつつも、ロビンのする事をじっと見つめるクレア。
「あ〜。いいニオイ。おいしそう。」
クレアはスプーンを取り出すと、素早くチョコをすくい自分の口に頬張った。
「甘〜い♪」
幸せをかみ締めるように、クレアは瞳を閉じてウットリする。
「私にも。」
「あ、私も!」
「私もほしい〜〜!!」
女性陣はさっさとロビンを押しのけて、口々にチョコを頬張る。
「甘〜い。」
「なんか、溶けてると普通より美味しいような気がする〜。」
「男共にあげるなんて勿体ないわね。」
口々に感嘆の声など上げながら、ボールの中のチョコレートを颯爽と口に運びまくる。
「あ〜あぁ…。」
無惨にも押し出され、尻餅をついた状態でロビンは悲しげにため息をついた。そんなロビンに、くるりと振り向いたクレアが、空のボールを見せながらぺろりと舌を出し可愛い子のポーズをきめる。
「えへ。全部食べちゃったぁ。アルムの分も、ロビン作ってね。」
こんな時ばかり可愛い子ぶって、クレアはさっさとチョコ作りを放棄する。
「ええ〜………。」
「作って……くれるわよねぇ〜。」
嫌そうな返事を返そうとするロビンに、間髪入れず半分脅しが入った様子でクレアが睨みを効かせる。鋭い眼光がキラリと光る。
「は…はい………。」
そうなると、もちろん断れるはずもなく、ロビンは悲しげに返事をする。
「私はちゃんと、愛込めるんだから!!」
いつの間にかティータは、溶かしたチョコを型に流し込んでいる。一人黙々と愛のために頑張る健気な自称乙女。もうすでに旬をすぎた、華の2●歳。
「私も頑張るわ〜。」
そう言って、マチルダはケーキを作るのか、生地を型に流し込みそのままオーブンへ突っ込む。
「あの…余熱、した方が良いですよ。」
遠慮がちに声を掛けるロビンだったが、マチルダにその声は届かなかった。早く焼けないかしら〜と呟きながら、何度もオーブンの扉を開けたり閉めたりと、繰り返す。
「あ〜……。まあいいや。」
どうせ食べるのはクレーベさんだし…。と、とても知られたらヤバメな言葉を心の中だけでロビンは呟いた。
張り切る二人をよそに、いつの間にやらシルクは椅子に座って読書。クレアはこたつに潜ってせんべいを片手にお昼のワイドショーを鑑賞中。デューテは相変わらずひなたぼっこついでのお昼寝タイム。
「はぁ〜〜〜〜〜。」
本日何度目かのため息をこぼしつつ、ロビンは愛に飢えた男共のためのチョコレート作りに取りかかった。
手早く板チョコを細かく刻む。ミルクにビター、ホワイトチョコに、ストロベリー。それぞれボールに入れ湯煎で手早く溶かす。それぞれ生クリームを混ぜ、味を調えた所で冷蔵庫にて冷やす。
「手慣れたものね〜。さすがね、私も見習わないといけないわね。」
シルクが本から顔を上げて、感銘の声を漏らす。
「あ…いえ……。」
まさかシルクにそんなお声をかけて貰えるとは微塵も思っていなかったロビンは、恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべる。
「あ!!それ!その表情よ。私もそれをマスターすれば男共もイチコロよね〜。」
「え!!?」
ロビンは直ちに硬直する。
「男共は昔も今も、やっぱりああいう妻は3歩後ろで控えめに〜、みたいのが好きなのよねぇ。」
は〜。と感慨深げにシルクはため息をつくと、邪魔したわねと一言添えて再び読書と勤しんだ。
「………。」
なんだったんだ?とすっかり一人取り残された様子のロビンは、ただただ呆然とその場に突っ立ったまま暫し時間が流れていった。
そうしているうちに、先ほどロビンが冷蔵庫で冷やしたチョコレートが程良い堅さになっていた。
思い出したかのように、慌ててロビンはチョコを取り出し、それぞれ一口サイズに丸める。丸めた所へ湯煎した普通のチョコレートをかけ、固まらぬうちにトッピングを施す。あっという間にテーブルの上には色とりどりのトリュフが並べられた。
「すご〜い。美味しそうですねぇ。」
ため息にもにた感嘆の声を、ティータが漏らす。
「すっごぉい!!美味しそう〜〜。一口頂戴よぉ!」
「きゃ〜。可愛い!!男共にあげるの勿体ない!!」
あたりに充満する甘いにおいに誘われて、デューテとクレアもテーブルに集まる。
「………。悔しいけど。美味しそうね。まぁ、私と良い勝負でしょうけど。」
マチルダは自分の作ったケーキをさりげなく隠しつつ、それでもあくまでも自分の負けは認めない。
「とりあえず、チョコは作ったんでラッピングはみんな手伝ってくださいよ!」
「は〜い!」
ロビンの言葉にココはみんな文句を言わずに、そろって良い返事を返した。
「あ〜。いいこと考えたぁ。」
デューテが良いことならぬ悪いことを考えたようだ。
「なになに〜。」
早速クレアが話に乗ってくる。
「あのね、ココに…じゃ〜ん!!梅干し、プチトマト、納豆!!コレにチョコかけるの。」
何処から持ち出したのか、デューテはそれらのものを高々と掲げる。
「当たりはずれがあるのね〜!!良いわね!!やろうよ!」
クレアはそう言うと、回りの意見も聞かぬままとても手際よくチョコを湯煎すると、早速梅干し等にチョコをかけてトッピングを施した。
「…………。」
(その力がなんで悪いことする時に発揮されて、普段は発揮されないんだろうな………。)
すべての人類において見うけられる謎を、改めて痛感するロビンだった。
「コレ、もう見分けつかないわねぇ。はずれを食べた時の男共の顔が見物ね。」
相変わらず、シルクは平然と聞かなかったことにしたいような事を言う。
「トマトはきついわね。納豆は、意外と美味しいかもしれないわよ。」
ティータは眉をしかめつつも、結構楽しそうだ。
「えぇ〜。どれもやばいわよ。でも、早く食べる所見たいわね〜。」
マチルダもとても嬉しそうである。
「あ〜あ……。まぁいっか。」
その、一部始終を横目で見ながら、ロビンは口出しは避けておいた。どうせ口出しをした所でどうなる訳でもないのだから、と言うことで…。



「あ、みんな帰ってきたみたいよ。」
シルクが本から視線をあげて、洞窟の入口を見つめた。
そこにはどこか嬉々とした表情の男共が、足取り軽く洞窟から出てくる所だった。
「お帰り〜。」
デューテが待ってましたとばかりにぶんぶんと手を振って男共を歓迎する。
男共は嬉しそうにテーブルの回りに集まってきた。
その時、早速第一陣が動きを見せる。
「ひゅーひゅー!!あっついねぇお二人さん!!」
今時ひゅーひゅーなんて言うんだ〜と、ぼーっと考えつつ、ロビンはその声のした方に視線を移す。
「マチルダ……。あ……ありがとう。」
硬直したクレーベの手には、堅そうなチョコレートケーキが…。そして、無惨にも今にも解け落ちそうな生クリームが塗りつけられている。
「お……美味しそうだね……。」
あからさまに困惑するクレーベに、マチルダの期待を込めたウルウルの瞳が早く食べろと訴える。
「い…頂きます。」
クレーベは一口でそのケーキと呼べるのかも不明な物体を、口に詰め込んだ。
「……………。」
「…………。」
そして、クレーベはその場に倒れた。
「エ……?クレーベ?どうしたの!!」
マチルダがその肩をぶんぶんと揺するが、クレーベは硬直したまま意識を失っているようだ。
「さすがマチルダ、あの隊長を一撃のもと下すとは……。」
「そのまま意識を取り戻さなければいいなぁ。」
ここぞとばかりにフォルスとパイソンは言いたいことを口にする。
「そんなこと言ってると、罰があたりますよぉ!」
二人をたしなめるルカだったが、等の二人は全くお構いなし。
「隊長の怒りより怖い罰なんてないよな!」
「そうそう、この差し歯に誓って無い!!」
と、その時!

ズガ〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!

意気投合する二人に、突然稲妻が降り注ぐ。
「意識失ってるのにぃ〜??」
「………………。」
悲しげ呟くと、フォルスはぱたりと倒れた。
パイソンは既に虫の息だ。
「あ〜あ。だから言ったのに……。」
ルカははぁとため息を漏らした。
一瞬でその場を取り囲んでいた外野はドン引きする。
(やっぱり……。あれ、まずそうだったもん。流石のクレーベさんも失神かぁ……。)
ロビンは他人事のようにとても聞かれてはやばいことを、心の中だけで呟いた。

さて、その向こうでは、これまたお熱い二人が手と手を取って見つめ合っている。
「ジーク様……。私の愛を受け取ってくれるかしら。」
「もちろんだよ、ティータ……。」
「うれしい!!」
ティータは巨大なハートチョコを取り出した。
「あ〜ん。して。」
ティータはにっこりと笑う。
「あ〜ん。」
外野の視線など全く気にせぬ様子で、ジークは思いっきり口を開ける。
(キャラ、変わっちゃった。オジンガーに入ったせいかな……。)
ロビンは、ぼーっとその様子を見ながら思っていた。
「どう?美味しい?」
ティータが瞳をぱちぱちとさせながらジークの様子を窺う。
「ん〜〜〜。で〜りしゃ〜す。君のように甘〜い、すぃ〜となチョコだよ。」
ジークは思いっきり大げさに身振り手振りで感動を表現した。
「へ〜。そんなに美味しいんだ。」
あまりに美味しそうに食べるジークに、チョコの味を味見したくなったグレイが、残りのハートを少し失敬して口に頬張る。
「………………。なっなんだこれぇ……。げろあまっ!!」
グレイは顔をしかめた。
(あ〜。そう言えばティータさん山ほどさとうたしてたもん。甘いはずだよぉ。)
グレイの様子を遠目で見ながらロビンは再びぽつりと呟いた。

一通りメインイベントが済んだ所で、義理チョコ配布に切り替わる。
「さ〜、早速配るわよぉ!!」
クレアはチョコを掴むとデューテと一緒にチョコを配って回る。変なものが混ざっているとも知らずに、男共は嬉しそうにチョコを受け取っている。
(可哀相に……。)
梅干しチョコをかじった時の事を想像しつつ、ロビンはそのみんなの笑顔が凍り付く瞬間を思いため息を漏らした。
そんなロビンの想像が、現実のものとなる。あちこちで外れチョコを口にした男共の歓喜の声が上がる。
「な……何だよこれ!!酸っぱいと思ったら梅干しじゃん……。」
リュートが顔をしかめている。しかし意外と美味なのか、ふむふむといいながら、梅チョコに舌鼓を打つ。
「コレなんか……クサイと思ったら納豆だぜぇ?どうなってんだよ。」
アルムは納豆チョコを引いた様子だ。チョコと納豆の絶妙なハーモニーがお口に広がる。
「プチって…、チョコからトマトが……。」
クリフが今にも泣きそうな様子で訴えている。チョコトマト……。おぞましい〜〜。
(ちゃんと普通のチョコもあるのに……。みんなよっぽど日頃の行いが悪いんだぁ。)
雑然とするその様子を遠目に見ながら、ロビンはふぅっとため息を漏らした。

男の子も女の子もドッキドキのバレンタインデー。
アルム軍のバレンタインデーは、今年も平和に(?)過ぎて行くのでした。



 オワリ



すぃ〜とならぬ完全ギャグのバレンタイン★しかも今回主役は女性陣!バレンタインぐらい女の子を主役にと思いましてぇ。それでもロビンちゃんが出演してるのは、途中で嫌にならないように(苦笑)でも、結構すんなりとペンは進みましたよ。ちょっとバレンタイン過ぎちゃったけど…まぁ2、3日の誤差は笑ってお許しを。
そう言えば今回初のアルム軍オールスター?かと思いきや…。マイセンが出てなかった。よし、マイセンが仲間になる前の話としておこう。これで、オールスターですよ(笑)
さて、次はホワイトデーの話も書かないとかね?どうなる事やら……。